9/30/2012

Thailand




2006.Sep.22     Hua him.Thailand                              




タイへ仕事で来て2週間が経つ。
実はタイを訪れるのは3回目。過去2回は旅行者として。
今回は曲がりなりにも首都バンコクに住み、仕事を持ち、この国で生活することになった。
さすがに何かの縁がある土地なのかなと思う。

なんとなくタイのイメージは持っているものの、改めて自分がいる国の地図を眺めてみる。

とにかく水が豊富だ。それこそ網目のように川が流れている。僕がいるバンコクには、チャオプラヤー川という大きな川が流れていて、「蛇行」という言葉がピッタリとあてはまる。
去年の洪水が記憶に新しいけど、これだけ蛇行していたら増水すれば水があふれやすい形状であることは分かる。日本の都市の川を地図で見ると治水工事が行われているため、川のうねりは緩やかになり、洪水は少ない。

こういう現状をただの「発展途上国だから」と片付けるのは簡単。でも、逆をいえば「自然の川の形が残っている国」ということになる。

何が言いたいのか。
僕はこの国を「日本にないものをたくさん持っている国」「日本がかつて持っていたものたくさんを持っている国」だと思っている。便利だとか経済活動が盛んだとかというバロメーターではなかなか出てこないけど。
じゃあ、○○年前の日本かと言えばそうじゃない。現在の日本より進んでいるものだってある。

どんな所でも、どんな場所でも、今の自分の身にならないことはない。

「不便だ」とか「日本と違う」ことを楽しみたい。そう思うだけで、毎日目を開けているだけで面白くて仕方がない。電信柱やゴミ箱ひとつとっても僕にとってはテキストであり、遊び道具だ。
だから、例え砂漠で生活することになっても僕は毎日楽しい。

きっかけは仕事で来たけれど、少しでもいいからこの国の良いところを日本に取り入れられたらと思う。

この国を通して日本を見てみたい。












9/29/2012

ROOTS

6.Sep.2012     Ami.Ibaraki.Japan




「自分はこうだ」という信念を持ってやってきたつもりだった。

そのくせ、元来カッコつけなので体裁を気にして保険をかけようとしてきた。
だから、うまくいかない。
もう後がないという状態になって、ようやく自分をさらけ出す勇気と行動力が少しついてきたようだ。今は片足に軸足をおいて次の一歩を探し、何かを見ては考え込んだり、試して失敗してみたりしながらどうやって社会との接点を見出せばよいかを考える日々。

『ROOTS』というのは、自分が生まれた1977年に大ヒットした映画からとったもの。アフリカから奴隷としてつれてこられた黒人少年クンタ・キンテ一族の軌跡を描いた映画。ホントかウソか知らないけれど、僕の名前はこの少年に由来すると記憶している。

このブログも見たことや聞いたことから素直な気持ちを文章にして、自分の生き方を探した記録になればと思う。