12/31/2015

2015考

12.Dec.2015     Seto Inland Sea.Hiroshima


今年は春の初個展をきっかけに、自分を取り巻く環境がガラリと変わりました。

変わったと言うより、今までこうなりたいと思っていたことが
現実となり始めたと言う方が良いかも知れません。
その過程で、余計な執着心がなくなったり、
原点に帰ることで、本来の自分或いは新しい自分が表に出てきました。
また、個人で活動をしようとするほど、応援してくれる方々の大切さを知ることにもなりました。

人が通らない道を進むことは、とても苦しいことではありますが、
自分が望んだ道であり、楽しいものにすることが出来るかは自分次第です。

先ずはスタートラインに立てたことを良しとして、2015年を終えたいと思います。





12/02/2015

錚々展


Dec 2015     sousou exhibition 


すっかり鍋が美味しい季節になってしまいましたね。
今年はどんな鍋が流行なんでしょうか?


さて、お知らせです。
縁があって広島でグループ展に出る機会をいただきました。
展覧会タイトルは「錚々展」(そうそうてん)。
タイトル通り、各業界を代表する方々の名前がズラリと並んでいますね。

僕は活動ネームの「TASSI」として参加します。
今回は春に発表した電球の作品=HusK(ハスク)の新たな形に加え、
新作もあります。

春の初個展から先も見えず、進み方も分からずジタバタしてきましたが、
ようやく朧げな道が見えたり消えたりし始めました。
その道を少しでもハッキリと見えるようにしたいという思いで作りました。
ぜひお越しください!


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日時  2015年12月10日(木)〜2016年2月2日(火
    11:00〜20:00(最終日は17時まで)   
    *元旦のみ休廊/入場無料

場所  オリエンタルデザインギャラリー
    広島県広島市中区中町6−10
    (オリエンタルホテル広島内1階)

           JR広島駅より車で約5分、広島新空港より車で約60分
    宇品港より車で約15分、五日市I.Cより車で約30分

    山陽自動車道広島I.Cより車で約20分
    <MAP>
    
連絡先 082−240−9463(直)

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9/16/2015

落葉

15.Sep.2015     Persimmom leave



柿の葉が、急速に色褪せていく。


その命、時は人を待たず。





8/27/2015

HusK店頭販売開始のお知らせ

HusK Image Character


東京・馬喰町の「組む 東京」さんで僕の作品<HusK(=ハスク)>の店頭販売が始まりました。

4月の個展以降、自分の作品をより知っていただきたいと思い、色々な場に足を運びました。
沢山の方にお話を聞きながら痛感したのは、人のつながりの大切さです。
そして、幸いにも組むのキュレーターである小沼さんに声を掛けていただきました。

築60年の建物を改装したこの場所は、長い間倉庫として使われていたそうですが、
その歴史の重みを受け継ぎ、現代的な在り方に再構築されたとても素晴らしい空間です。
古いものを大切にしながらも、“今できること”を提案したいと思っている僕にはピッタリだと思いました。

建具職人の血を引く僕の作品が、かつて大八車を作っていたご先祖さまをもつ小沼さんが作られたこの場所から
世の中に出て行くことは、なんだかとても自分らしいなと思います。
大八車に乗ったHusKがゴロゴロとひかれていくように、ゆっくりと広がっていって欲しいものです。

■組む 東京(http://www.kumu-tokyo.jp/
〒101-0031
東京都千代田区東神田1-13-16
tel/fax 03-5825-4233

■組む 東京さんに関する記事(僕の作品も載せていただきました)
http://allabout.co.jp/gm/gc/457307/





8/04/2015

ワッツ in Hiroshima 2015

2015     HusK

4月に僕が初個展を開いた東京・南青山のギャルリーワッツさん(http://www.wa2.jp/)が広島でイベントを開きます。
魅力的な作品たちが集まるそうですよ。

僕は5点出品します。

東京以外では初登場です。
ご興味のある方は、是非足をお運びくださいね!

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『ワッツ in Hiroshima 2015』

■At ANCHORET (http://www.anchoret.jp/

 広島県広島市中区土橋町2-43 光花ビル102       
    tel: 082-299-4533 
    8/7(fri)〜12(wed)*11休み 13:00-19:00(最終日は18時まで)

■At LOG(http://lognote.jp/)

 広島県広島市中区土橋町6-17-2F       
    tel: 082-231-7022
    8/20(thu)〜23(sun)    13:00-19:00(最終日は16時まで)





5/13/2015

優しい人

13.May.2015     Ushiku.Ibaraki.Japan

自分を再構築して前に進むことは



とても難しいですが



大切な事を教えてくれた人の優しさに



僕は答えたいと思います。





4/21/2015

HusK展終了 






  
18.Apr.2015     HusK Exibition

HusK展は無事終了致しました。

当たり前のことですが、展覧会は自分と作品だけではなく
それを支える方々と来場してくださった方々がいて、
初めて成立するものだと身をもって経験する事ができました。

予想より遥かに多くの方に来ていただき、
一人一人しっかりお話しする時間がありませんでしたが、
とても良い刺激を受けました。
また、この展覧会という場が作品を観るだけでなく、新たな人との出会いを生む、
あるいは再会の場となり、賑やかなものとなった事も嬉しく思います。
ありがとうございました。



HusKは僕自身と社会の接点を探し続ける中、8年前にあるイベントをきっかけとして
原型が生まれました。
現代社会は本来人それぞれが持つ多様な価値観を大量のモノや情報によって
見えにくくしてしまいました。
ここでいう価値観とは、帰り道の一風景を美しいと思う心であったり、
雨が降った時の匂いを心地よいと感じる心であったりします。

僕は自分を含め、そのような心がどんどん失われていく事に危機感を覚え、
消えていく電球になぞらえ、自分の既成概念を疑い、
自由になろうとしたものがHusKになったと考えています。
ですから、HusKは使い方が一つに限定されず、綺麗だとか面白いとか思う心を呼び覚まし、持っている人が自由に遊べる道具であると言えるかも知れません。
誰もが持つごく単純な心を思い出させる事ができるものをこれから作っていきたいです。



僕の活動は微力であるため、広い世界の中においては急流に種を蒔くようなものです。

しかし、作ることを通して存在する全てのものが可能性を持ち、
楽しく生きていけるという夢の種をこれからも撒き続けていきたいと思います。

今後もまた少しずつ作品を発表していきたいと考えています。
次回をお楽しみに!


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18.Apr.2015     my brother's scarf


そして、苦しい時に支えてくれたのは兄でした。

十数年前からものづくりを目指しながらも、
どこでどうやって思いを形にしたら良いのか迷い、失敗と挫折を繰り返した自分に
多くの人が疑問を呈して安全な道をすすめる中、
彼は僕がいずれ一人前になる事を初めから疑わず、ただ一人ひたすら応援し続けました。
そのあまりにも純粋な確信は、いつも折れそうな自分の支えでした。

声優であり役者であった兄と僕は、
将来一度でも一緒に仕事をしようと話した事がありました。
お互いの生業は一見全く接点のないように思えますが、
彼の言葉を借りるなら「誰かの心に豊かさをもたらす事ができると信じて
いる点は同じなので、続けていればその時は来ると考えていました。

しかし、二年前のある日に彼は突然目を落とすことになりました。

一番最初に手に取ってもらうはずだったHusKも今回の個展も
兄がみる事はありませんでしたが、僕はいつか彼が来ると信じて作り続けました。

二人が思い描いた夢への軌道は、
これからも変わる事なく
いつかまた会う日まで続いてゆきます。

3/26/2015

TASSI:滝下 達 「HusK展」のお知らせ

5.Feb.2015     HusK

日時  2015年4月13日(月)〜18日(土)
    12:00〜19:00(最終日は17時まで)   
    *4月14日(火)19:00〜20:00はお話会があります(無料)

場所  ギャルリーワッツ
    東京都港区南青山5−4−44 ラポール南青山103号
    地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」B3出口から徒歩3分
    (赤レンガのマンション内)
    <MAP>

連絡先 03−3499−2662

在廊日 期間中全日在廊予定 
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HusK』〈ハスク〉

私達の前から消えてゆく電球。

使命を終えてもなお美しい光の“抜け殻[=HusK]”に、

器として新しい命を吹き込みました。

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ものづくりを目指し始めた二十歳を過ぎた頃、僕はあるアーティストに尋ねました。
「僕はセンスがないのですが、どうしたらいいですか?」
アーティストは答えました。
「センスは磨くものだよ」
それから、沢山のものを見てセンスを磨くことを心がけました。


二十代半ばを過ぎた頃、ある宮大工が僕に言いました。
「君は絵を描くとき、真っ白な紙じゃないと描けない人間ですか?
それとも、広告の裏紙のようなどんな紙にでも絵を描ける人間ですか?
僕は答えました。
「真っ白な紙にしか描けない人間です」
それから、どんな紙にも絵を描けるような人間を目指してきました。


そしていつの間にか15年以上の時が過ぎ、今回初個展を迎えることになりました。



作品は電球を使ったものです。
電球は薄いガラスで作られ、美しい形をしています。
そのことに気づいている人は多く、世界中で電球を使ったアイディア雑貨がありますが、
電球の形をそのまま生かすのではなくガラス部分のみを取り出して加工し、
脚部を作ることで品格を与え、特徴をより鮮明にしました。

展示会には50点以上の作品が並ぶ予定です。
春という心躍る季節に、お出掛けがてら立ち寄って頂けたら幸いです。





2/19/2015

一日千秋

6.Feb.2015     Tsuchiura.Ibaraki.Japan

ラジオから本日は暦で「雨水」(うすい)という日だと聞こえてきました。

雪から雨に変わり氷が溶けて水になる日だそうです。

そんな日だからなのか、日差しはやや春のような暖かさがありました。

雨水という言葉を調べると、

何処も『こよみ便覧』という書物による二十四節気からの出典。
二十四節気自体は元々中国から伝わったもののようです。
それに日本独自の気候をさらに加えて、、、
なんてウンチクも好きなのですが、
とにかく昔の人の季節に対する感性の豊かさと、
名前の付け方の上手さに感心してしまいます。

寒さの苦手な僕はその言葉を信じて、
早く暖かくなって欲しいと願うばかりです。







1/24/2015

ジョギング中にて

14.Feb.2014     Kitasenju.Tokyo.Japan

僕は運動不足解消の為にも、昨秋から週末の朝はジョギングを始めてます。

最初は自ら罰ゲームを進んでやっているような辛いものなのですが、小さな頃から運動を欠かさなかったためか、体を動かさないと逆にストレスが溜まってしまいます。

自分にとってこの習慣は、瞑想みたいなものです(瞑想はやった事無いけど)。
朝の空気を吸い、ゆっくりと走りながら考え事をしたり景色を見る事は、
散らかってしまった心を整理する時間でもあるのです。

今日はいつものジョギング効果がないくらいとても心が重い状態でした。
すると、僕の前には犬を散歩している親子が。
僕は特に気にする事なく通り過ぎようとしたのですが、足音に気づいた小さな女の子が振り返ると「おはようございます」と挨拶をしました。

一瞬ドキッとしたのですが、思わず笑顔で「おはようございます」と返しました。
そうすると、途端に重い気持ちがスッと軽くなり急に楽になりました。

挨拶って凄いですね。
子供って凄いですね。

今日はその子に感謝です。



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追記
次の日もその親子に会ったのですが、同じようにまた挨拶してくれました。
最近は防犯の為とか色々あるのでしょうけど、
やっぱり挨拶されると素直な自分になれる気がします。





1/03/2015

2015初志

21.Sep.2014     Shakotan Cape.Hokkaido.Japan



あけましておめでとうございます。

今年は夢の舞台に初めて立つ年です。
そのチャンスを生かすは自分。

今まで経験した全ての事。
これから経験する全ての事。

自分に問いかけ、それらを形にして残す年にしたいと思います。