12/30/2016

2016考

19.July.2016     Tateshina.Nagano.Japan


『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』
(一身を犠牲にする覚悟でやれば活路が開けるということ)
                       解説:『故事・ことわざ辞典』より 


今年はずっとしがみついてきたものを捨てることで、

それ以上に大きなものを得ることができると身に染みて感じた1年となりました。
 一度手に入れたものを手放すのはとても難しく、
何もなくなってしまうように思えましたが、大きな間違いでした。

人より10年、いや15年でしょうか。

動くのが遅いです。
ずっと前から気づいていたはずなのに。
ですが、焦っても過去は取り戻せません。
今年の上半期まで、それまでの環境では努力の限界でした。
何かを大きく変えない限り、成長は遅く夢は遠のくばかりでした。
カッコ付けて、ステータスを捨てられなかった自分に別れを告げたのは6月末。
これから自分はどうなってしまうんだろうと不安でした。

ところが、いざ捨ててしまうと何も怖くもなく、むしろスッキリ。

捨てることで心の余裕が生まれ、
時間が経つにつれて色々なものが見えるようになりました。
自分が大事だと思っていたものは、小さくてつまらない見栄だったんですね。

情熱が先。捨てるのが先。
そんな信念や覚悟が伝わったのか、自分を取り巻く環境は少しずつ変わっていきました。
結果としては、自分を大きく成長させる流れができ始めたところでしょうか。

焦るほど自分が今体験したり見ていること(僕は1次情報と勝手に呼んでいます)より、

お金やブランド、形式、常識などといった、
誰かがが言ったり決めたような2次情報を信じて頼り判断を誤ります。
まだ自分が捨てられていない無駄なものは沢山あるはずです。

遅ればせながら、そんなことに気付けた今年は良い年でした。






12/11/2016

感謝を忘れずに

2016.Nov.27     a presents given to guests at a wedding reception

先日は弟の結婚式。
これまで頼りないと思うこともありましたが、この日は本当に立派でした。
今は自分の方が頼りないなと思いましたよ。

引き出物は僕がお皿を作りました。
自分ではここまで一度に数を作ることはなかったので、
個々に作ることとは違う難しさもありました。

そんな経験をさせてもらえたのも、弟夫婦のおかげ。
さらに、今の自分があるのは自分自身の力だけではなく、
自分が関わった全ての人のおかげであることを改めて思う機会となりました。

ありがとう、弟夫妻。
末永くお幸せに。





11/20/2016

木のフック

Wood wall Hooks


大学時代の友人が設計をした素敵なアパートに、
僕が作った木のフックを付けてくれました。
卒業後もこういう形で友人と関われるのは幸せなことですね。

このフックは一つ一つ木の種類も形も大きさも違っていますが、
楽しい部屋のアクセントになればと考えて作りました。
今後は販売できるように準備を進めたいと思います。






10/19/2016

バロメーター




先月参加した造刻家の前川秀樹さんのワークショップの木偶(でく)がやっと完成しました!
いつもは2日間参加するのですが、
今回は1日しか参加できず中途半端に終わってしまったので合間をみて少しずつ進めていました。

この前川さんのワークショップ。
ごく普通の木の枝から木偶を小刀や彫刻刀で彫り出すという単純明快なものです。
単純だからこそなのでしょうか、今の自分の状態を知るにはとても良いのです。
精神状態・体調・技術が全部作品に出ます。

今回で3回目ですが、精神状態・体調は過去2回に比べて格段に良好。
原因は、7月から製作中心の生活にしているからでしょう。
創ることに向かう気持ちが常に準備されていることはとても大切です。
これまでは自分の中のエンジンをかけて温めることに一日を使ってしまいましたが、
今回はよーいドンですぐに走り始めることができました。

技術面は当然まだまだです。
それでも、毎日手を動かしていたので、
やりたくてもできなかった手の動きが急激にでき始めています。
手が発達するというか、今まで切れていた手の神経が繋がってくるというか、
何と言えば良いのか分かりませんが、そんな感じです。

毎回このワークショップに参加して思うことですが、
何気ない木の枝から木偶という世界ができることは凄いことです。
そう考えると、木を使って作品を作る自分としては、
木の枝が持つ大きな可能性を自分次第でいくらでも引き出すことができるということになりますね。

この先自分がどうなっていくのか楽しみです。


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前川秀樹さんの木偶ワークショップの様子はこちら

7/28/2016

初参加


July.2016     Wood flower vase

先日、クラフトフェアに初参加しました。

場所は八ヶ岳。
結果としては、何事も経験。
自分次第で全てのことが良い経験になりそうです。

「なりそうです」と書いたのは、柔道オリンピック3連覇の野村忠宏氏が、
“良い経験”にするのは、その後生かせた時に初めて言えると言っていたから。
ん〜、なるほど。
生かせない経験は「良い経験」として身に付いてない証拠なんですね。

出展作品の内容は、廃電球を利用したハスク(HusK)に加え、木で花器を作りました。
昨年春の個展以後、木を中心に作品を作っていこうと考えて試行錯誤をしてきましたが、
ようやく一つのきっかけができたところでしょうか。

今興味があるのは、内側にエネルギーが詰まっていて、それが膨張していくような、
はじけそうな内と外の緊張感のある作品、、、
何と言って良いのかまだ分かりませんが、そんなものが作れたらと思っています。







4/03/2016

採掘

26.March.2016     Sio2


昨年末からの体調不良を随分引きずってしまって、春になってしまいました。
負のスパイラルに入ると、全くよろしくないですね。

そんな自分の状態を知ってか知らずか、
いつもお世話になっている像刻家の前川さんに誘われて、
廃鉱山へ水晶を探しに行ってきました。

前日から既に遠足気分で、寝ているうちに一度鉱山へ行ってしまいましたよ。
脳内トリップで。
目が覚めたらまだ布団の中。
これから行くんだと思うともう楽しくて楽しくて。

目的地である山の中の鉱山に着いて、全身で深呼吸する。
何とも気持ちがいい。
「あ〜、そうそう。これ好きだったんだ。」
水晶を探すと同時に本来の自分も探し出す作業に没頭しました。

水晶と言えば、お店で売られているあの六角形の綺麗な結晶体を思い出されます。
僕たちが拾う水晶は「ズリ」と言われる、鉱山で必要な鉱石が取られた後の
廃棄された屑に紛れているものだから、見た目も透明度も良くない。
だから、マニア達から見れば価値は低いと思うでしょう。

でも、そんなことは僕は関係ないのです。
沢山の石の山からキラリと光る石を見つけるだけで、気分は高揚します。
例え、それが薄めたビールのように濁った半透明の水晶であっても。
自分で見つけた水晶は、お店で買うものと比較できないくらい価値があるのです。

小さな水晶の欠片の背景には、山を上ってここまで来た過程や

光ったものに飛びついてみたら、あめ玉の袋でがっかりしたこと、
腰が痛くても宝探しのような気持ちでワクワクしながら探す気持ちなど、
沢山のストーリーがある訳です。

この日の結果は、初心者の僕には大収穫。
水晶を始め、黄鉄鉱、クジャク石、チャート、、、

沢山の宝と忘れていた自分を探し出したとても貴重な1日でした。

あ、そうだ。
久しぶりに大好きな宮沢賢治の本でも読もうかな。。。


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鉱山に行く途中でseico martに寄り、
レジの近くに置いてある、前川さんおススメのちょっと高めのおにぎりを
お昼ご飯に買ってみました。
三角のおにぎりではなく、丸い形で大きくて具の量も多い。
おにぎり自身がフワッと柔らかくにぎられています。

美味しいです!

是非お試しください!!





1/01/2016

2016初志

2016 New Year's Card


あけましておめでとうございます。
朝から快晴でとても気持ちの良い一日でしたね。


今年は決意の強さが試される年です。
行動は前向きに、たまには自分や周りを俯瞰することも忘れずに。

なんて偉そうなことを言いつつも、全然どうやってやるか分からないけど 笑

訳が分からなくても、動いて失敗して学ぶしかないですね。
数年後の礎となるような年にしたいと思います。


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去年のW杯からのラグビー人気。
経験者としてはとても嬉しくて、つい毎日スポーツニュースをチェックしてしまいます。
試合を見に行くのも楽しいけど、やっぱり自分でラグビーやりたいなぁ。